2012,8,11-20 北アルプス縦走 3,4,5日目
雨と風とガスの世界。
御来光を期待して、AM4:00に起きたが、辺り一面のガス。
こりゃ、ダメだと思い、スープをご馳走になりによっすぃのシャングリラへ3人集まる。
回を増すごとにどんどん美味しくなっていく、よっすぃのミネストローネ。
写真ありませんが、大変おいしゅうございました(^^)
スープをご馳走になり、自分のテントに戻り、撤収を始めると大粒の雨がテントを叩きはじめた。
テンション、だだ下がり。
なんとか、撤収を済ませ大雨から逃げるように、南岳小屋へ集まる。
小屋内に貼ってあった天気予報を見るとこの先のほとんどが、雨とか曇り。。。
テンション、だだ下がり。。
気を取り直して、AM7:00出発。
小屋から歩いて5分の南岳。視界ゼロ。
天狗原方面と槍ヶ岳方面の分岐で、よっすぃとラウリとお別れ
2人は、知り合いのいる槍沢ロッヂに寄り、上高地へ戻る。
2日間ありがとう!!そして、いきなり1人はさみしい(;_;)
さみしさを糧にして、悪天候の中を黙々と歩き出す。その間の、中岳、大喰岳はチラ見くらい。
南岳小屋から2時間程で槍ヶ岳山荘に到着。槍の穂先はもちろんガスの中。
この日は、双六小屋まで歩こうと思っていたが、あまりにも天気が悪いので、もう歩きたくない。
時計を見るとまだ、AM10:00。歩くか、ここでテント張るか、30分くらい悩む。。。。
う~ん、やっぱり気が乗らない。もうここで泊まろう!!そうと決まれば、テントの受付。
指定された番号のテント場へ行く。
うぉーい!!ココ狭いよ~!!
しかたないので暴風雨の中でソウロを、タイトなテン場にねじ込む♪♪(ハミ出てる)
暴風雨の中でのテント設営はやっぱり経験値あがるな。
親子で来ていた、隣のお父さんに手伝いましょうか?って言われたが。
さわやかな笑顔で「だいじょうぶです^^」って言ってやりました。心遣いありがとうございました。
テントの中でよっすぃから、もらった餞別を頂く。ありがたや~!!
この日は、さらに強くなる雨風の続く現実から逃げるために、耳栓とアイマスクを付けて寝袋に潜った。
4日目、AM5:00。
強い風であおられたテントのフライから落ちてくる、雫が顔に当たり目が覚める。
天候は昨日から全く変わっていない。
心が折れそうだが、今日はもう歩くしかない。撤収に取り掛かる。
雨で濡れ、砂利のたくさん付いた、テントをスタッフサックに無理やり詰め込む。
気合を入れて歩き出す。
西鎌尾根を双六岳へ向かって歩き出します。
えっ!?槍ヶ岳山頂??そんなもんはスルーですよ笑
西鎌尾根を歩いていた時の動画です。
2日連続の暴風雨の中歩きながら、ある言葉を思い出す。
映画180°SOUTHでジェフ・ジョンソンの乗っていた船のマストが折れた時、言っていた言葉だ。
「困難が生まれて、はじめて冒険になる。」
そうだ!!俺は、冒険しに北アルプスに来たんだ。
この程度の雨、風なんて、マストが折れた事に比べたらなんてことない!!歩けない程ではないんだし!!
気持ちが折れないように、自分を鼓舞しながら歩いていくと、樅沢岳に着いた。
一瞬のガスの抜け間から、双六小屋が見えた。
小屋で小休憩しながら、今夜のテント場をどこにするか考える。
黒部五郎岳のピストンを考えていたので、目的地を黒部五郎小舎に決めて再び歩き出す。
ガスの中でも、その特異な雰囲気が伝わってくる、双六岳山頂付近。
双六岳に到着。
双六岳から稜線を歩いて、三俣蓮華岳に到着。(山頂はここから2分程のとこでした笑)
このころ、雨は小雨に変わってきた。風とガスは相変わらず。
ここから、一気に黒部五郎小舎へ向けて標高を下げる。
久しぶりの樹林帯。やっぱり樹林帯は暑い。
鬱そうとした、木々の中をまだかまだかと下っていくと、見えた!!
おいしそうな、林檎がある。。。
鬱そうとした樹林帯からは想像出来なかった、キレイな湿原が広がっている小屋の周辺。
テント場は小屋から3分程離れた近場。
気がついたら、雨はあがっていた。
今のうちにと、テントの設営と濡れたものをタオルで拭く。
買っちゃいました。ご褒美です。最高にうまい!!!!
テントの中で一息ついて、カレーライスを食べる。おいしい^^
歯磨きしながら小屋をぼんやり眺める。あったかい雰囲気の小屋だ。なんか好きな雰囲気。
明日の天気は大丈夫かな。今日はがんばったな。さて、寝よう。
おやすみなさい。
5日目。
相変わらず、ガスが辺りを覆っている。
しばらくすると、大雨が降ってきた。「はぁ、また大雨の中の撤収かぁ。」気分も重い。
天気が悪いので、黒部五郎岳は、あきらめることにした。
昨日来た道を戻る。これ沢じゃないですよ。道です。
川のようなトレイルを抜けて、稜線に戻ってきた。
三俣蓮華岳のピークは通らず、巻き道を歩く。この巻き道は花がたくさん咲いていました。
天気が良かったら、だいぶキレイなんだろうな~。
黒部上流の水を頂く。この小さな沢が黒部川へつながっているんだな、きっと。
この巻き道は、「山と高原地図」では迷いやすいと書いてあるが、確かにわかりづらい箇所があった。
とくに、ここの雪渓は困った。
トレイルの先が雪渓のせいでわからない。そして濃いガスで先が全く見えない。本気でヤバイ。
地図を出して等高線を見て地形を読んでみる。トラバースしてるから、雪渓を下るのはありえない。
反対側が見えるまで雪渓を渡ってみることに。引き返せるように、足跡を濃く残して渡る。
注意深く歩くと、小さい道標を見つけた!!ホッとする。
巻き道をさらに進むと、三俣山荘が見えた!!鷲羽岳はガスの中。
三俣山荘でテントの受付。
今日も生憎の天気なので、今日の歩きはここでおしまい。
もうちょっとで、鷲羽岳のピークがみえそうだったけど、またガスの中に消えてしまいました。
ガスが抜けないなぁ。景色が無いと、どんなとこ歩いてるのか全然分からないや。
テントに入って休んでいると、また結構な勢いで雨が降って来た。。。
3日間この天気は正直参る。。ここまで続くと期待もしなくなってる自分がいた。
なんか、濡れる事にも慣れてきな。
ロフトを失ってきた、ペタンコの寝袋に包まると急に寂しさに襲われた。
それを無理やり無視するように目を閉じて眠りに就く。
3日目の行動(南岳小屋~槍ヶ岳山荘)
4日目の行動(槍ヶ岳山荘~黒部五郎小舎)
5日目の行動(黒部五郎小舎~三俣山荘)
6日目につづく。
御来光を期待して、AM4:00に起きたが、辺り一面のガス。
こりゃ、ダメだと思い、スープをご馳走になりによっすぃのシャングリラへ3人集まる。
回を増すごとにどんどん美味しくなっていく、よっすぃのミネストローネ。
写真ありませんが、大変おいしゅうございました(^^)
スープをご馳走になり、自分のテントに戻り、撤収を始めると大粒の雨がテントを叩きはじめた。
テンション、だだ下がり。
なんとか、撤収を済ませ大雨から逃げるように、南岳小屋へ集まる。
小屋内に貼ってあった天気予報を見るとこの先のほとんどが、雨とか曇り。。。
テンション、だだ下がり。。
気を取り直して、AM7:00出発。
小屋から歩いて5分の南岳。視界ゼロ。
天狗原方面と槍ヶ岳方面の分岐で、よっすぃとラウリとお別れ
2人は、知り合いのいる槍沢ロッヂに寄り、上高地へ戻る。
2日間ありがとう!!そして、いきなり1人はさみしい(;_;)
さみしさを糧にして、悪天候の中を黙々と歩き出す。その間の、中岳、大喰岳はチラ見くらい。
南岳小屋から2時間程で槍ヶ岳山荘に到着。槍の穂先はもちろんガスの中。
この日は、双六小屋まで歩こうと思っていたが、あまりにも天気が悪いので、もう歩きたくない。
時計を見るとまだ、AM10:00。歩くか、ここでテント張るか、30分くらい悩む。。。。
う~ん、やっぱり気が乗らない。もうここで泊まろう!!そうと決まれば、テントの受付。
指定された番号のテント場へ行く。
うぉーい!!ココ狭いよ~!!
しかたないので暴風雨の中でソウロを、タイトなテン場にねじ込む♪♪(ハミ出てる)
暴風雨の中でのテント設営はやっぱり経験値あがるな。
親子で来ていた、隣のお父さんに手伝いましょうか?って言われたが。
さわやかな笑顔で「だいじょうぶです^^」って言ってやりました。心遣いありがとうございました。
テントの中でよっすぃから、もらった餞別を頂く。ありがたや~!!
この日は、さらに強くなる雨風の続く現実から逃げるために、耳栓とアイマスクを付けて寝袋に潜った。
4日目、AM5:00。
強い風であおられたテントのフライから落ちてくる、雫が顔に当たり目が覚める。
天候は昨日から全く変わっていない。
心が折れそうだが、今日はもう歩くしかない。撤収に取り掛かる。
雨で濡れ、砂利のたくさん付いた、テントをスタッフサックに無理やり詰め込む。
気合を入れて歩き出す。
西鎌尾根を双六岳へ向かって歩き出します。
えっ!?槍ヶ岳山頂??そんなもんはスルーですよ笑
西鎌尾根を歩いていた時の動画です。
2日連続の暴風雨の中歩きながら、ある言葉を思い出す。
映画180°SOUTHでジェフ・ジョンソンの乗っていた船のマストが折れた時、言っていた言葉だ。
「困難が生まれて、はじめて冒険になる。」
そうだ!!俺は、冒険しに北アルプスに来たんだ。
この程度の雨、風なんて、マストが折れた事に比べたらなんてことない!!歩けない程ではないんだし!!
気持ちが折れないように、自分を鼓舞しながら歩いていくと、樅沢岳に着いた。
一瞬のガスの抜け間から、双六小屋が見えた。
小屋で小休憩しながら、今夜のテント場をどこにするか考える。
黒部五郎岳のピストンを考えていたので、目的地を黒部五郎小舎に決めて再び歩き出す。
ガスの中でも、その特異な雰囲気が伝わってくる、双六岳山頂付近。
双六岳に到着。
双六岳から稜線を歩いて、三俣蓮華岳に到着。(山頂はここから2分程のとこでした笑)
このころ、雨は小雨に変わってきた。風とガスは相変わらず。
ここから、一気に黒部五郎小舎へ向けて標高を下げる。
久しぶりの樹林帯。やっぱり樹林帯は暑い。
鬱そうとした、木々の中をまだかまだかと下っていくと、見えた!!
おいしそうな、林檎がある。。。
鬱そうとした樹林帯からは想像出来なかった、キレイな湿原が広がっている小屋の周辺。
テント場は小屋から3分程離れた近場。
気がついたら、雨はあがっていた。
今のうちにと、テントの設営と濡れたものをタオルで拭く。
買っちゃいました。ご褒美です。最高にうまい!!!!
テントの中で一息ついて、カレーライスを食べる。おいしい^^
歯磨きしながら小屋をぼんやり眺める。あったかい雰囲気の小屋だ。なんか好きな雰囲気。
明日の天気は大丈夫かな。今日はがんばったな。さて、寝よう。
おやすみなさい。
5日目。
相変わらず、ガスが辺りを覆っている。
しばらくすると、大雨が降ってきた。「はぁ、また大雨の中の撤収かぁ。」気分も重い。
天気が悪いので、黒部五郎岳は、あきらめることにした。
昨日来た道を戻る。これ沢じゃないですよ。道です。
川のようなトレイルを抜けて、稜線に戻ってきた。
三俣蓮華岳のピークは通らず、巻き道を歩く。この巻き道は花がたくさん咲いていました。
天気が良かったら、だいぶキレイなんだろうな~。
黒部上流の水を頂く。この小さな沢が黒部川へつながっているんだな、きっと。
この巻き道は、「山と高原地図」では迷いやすいと書いてあるが、確かにわかりづらい箇所があった。
とくに、ここの雪渓は困った。
トレイルの先が雪渓のせいでわからない。そして濃いガスで先が全く見えない。本気でヤバイ。
地図を出して等高線を見て地形を読んでみる。トラバースしてるから、雪渓を下るのはありえない。
反対側が見えるまで雪渓を渡ってみることに。引き返せるように、足跡を濃く残して渡る。
注意深く歩くと、小さい道標を見つけた!!ホッとする。
巻き道をさらに進むと、三俣山荘が見えた!!鷲羽岳はガスの中。
三俣山荘でテントの受付。
今日も生憎の天気なので、今日の歩きはここでおしまい。
もうちょっとで、鷲羽岳のピークがみえそうだったけど、またガスの中に消えてしまいました。
ガスが抜けないなぁ。景色が無いと、どんなとこ歩いてるのか全然分からないや。
テントに入って休んでいると、また結構な勢いで雨が降って来た。。。
3日間この天気は正直参る。。ここまで続くと期待もしなくなってる自分がいた。
なんか、濡れる事にも慣れてきな。
ロフトを失ってきた、ペタンコの寝袋に包まると急に寂しさに襲われた。
それを無理やり無視するように目を閉じて眠りに就く。
3日目の行動(南岳小屋~槍ヶ岳山荘)
4日目の行動(槍ヶ岳山荘~黒部五郎小舎)
5日目の行動(黒部五郎小舎~三俣山荘)
6日目につづく。
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