2012,8,11-20 北アルプス縦走 6日目
足を踏み入れる。北アルプスの奥地へと。
AM6:00。ちょっと遅めの起床。
チラッと外を覗くと、やっぱり辺りはガス。
起き上がろうとすると、めまいがする。アレっ?何だこの感じ。
なんか気持ち悪い。。身体もちょっとダルい。。
しばらく、テントの中であぐらをかいてボッーとしていると、酷い吐気に襲われ慌てて外に出た。
この時に高山病に掛かった事に気づく。
山に入って6日目なのに何でだろう?と、考えている間もなく頭痛と吐気が襲ってくる。
「あ゛っー、しんどい。」って何回も言いながら、外で悶える。こんなのは初めて。
このつらいのが続くようなら、下山を考えよう。そう思い、テントに戻ると倒れこんだ。
30分後に目を覚ますと、本調子ではないが、だいぶ楽になっていた。
「これなら、歩けそうだな。とりあず撤収しよう。」と撤収に取り掛かる。
パッキング完了。よし、歩こう。
三俣山荘近くの濃いハイマツ帯を過ぎて、鷲羽岳を目指す。
急登を良いペースで登り、標高を稼ぐ。この頃には朝の「高山病?」は無くなっていた。
ずっとペースを崩さず、鷲羽岳に到着。眺望ゼロのガスの中。
気持ち悪くて朝食を食べずに来たので、ここで行動食を摂りながら休憩。
ワリモ岳へとつながる稜線。
ガスの中を黙々と歩きます。
ワリモ岳で写真を撮り。
ワリモ北分岐にザックをデポして、必要なものだけを持って、水晶岳を目指す。
お花畑を見ながら歩いていると、雨が降ってきた!!水晶小屋まで急ぎ足で進む。
小屋に着く頃には、雨は弱くなっていました。写真だけ撮って小屋を後にする。
水晶岳の広い稜線。
雷鳥のヒナがごはん中。驚かしてごめんね。
少しゴツゴツしてきた、稜線を進んで行くと、水晶岳山頂に着きました。
7年前に「山と渓谷」に載っていた写真を見て以来、北アルプス一番の憧れの山でした。
今回、最も来たかった場所。感慨深いです。
山頂に着いて間もなく、ガスが抜けてきました!!
雲ノ平がうっすら見える!!左手には祖父岳。
「水晶岳でガスが抜けるなんてコレは運命だ!!」と、心の中で何度も叫ぶ(笑)
興奮冷めあらぬ中、山頂を後にして下っていると、辺りは北アルプスの山々の景色が広がっていた!!
花崗岩が印象的な野口五郎岳。迫力があります。
その奥には、常念山脈も見える!!餓鬼岳、燕岳辺りでしょうか。
3日間、ガスの中を歩いていた自分にはあまりにも嬉しすぎて、眩し過ぎる光景に思わず涙がこぼれた。
(恥ずかしいけど、本当です笑)
分岐に置いたザックを回収して、歩き出すと、ワリモ岳と鷲羽岳も見えてきました。
久しぶりの太陽を浴びながら、祖父岳を目指します。
この辺からは、高天原山荘が見えました。(写真真ん中の赤い屋根)
その奥には、秘境の温泉。高天原温泉があります。今回は寄りませんでした。
いつか入りたいものです。
黒部源流部の山々をバックに気分良く歩きます。
祖父岳、到着。(後に2人立ってる辺りにおそらく槍ヶ岳が見えます。今回、穂先は雲の中でした。)
祖父岳を下っていると、見えました!!今夜のテント場だ!!
日本最後の秘境と呼ばれる、「雲ノ平」です。
山を歩く人にとっては、1度は訪れたい場所です。もちろん自分もその1人です。
池糖と岩が点在する溶岩台地。湿原とは雰囲気が異なる、異質な空間です。
数時間前に居た、水晶岳。
これこれ!!この景色!!と興奮が止まりません。
水晶岳はカッコイイというよりも、美しいと表現した方が似合っている気がします。
この山は期待を裏切らない、すばらしさだった。
シャッターが止まらず、なかなか前に進みませんでしたが、ようやく雲ノ平山荘に着きました。
建て替えられて、まだ1年程しか経ってないので中はとてもキレイでオシャレでした。
オーディオまで。i tunesでジャズを流してました。これは山小屋なのか??
黒部五郎岳がよく見える好立地。
テントの受付を済ませて、テント場へ向かいます。
空いてる場所を探して、寝床の設営。我ながら良いとこ見つけた^^
雨で元気が無くなっていた道具達を太陽の陽を当て乾かします。
ついでに自分も乾かす。
しばらくゆっくりしたら、水場で頭を洗って、水汲み。
ここの水がとても冷たくて気持ちよかった!!そして、抜群にうまい!!
水を汲んだら、夜ごはんタイム。
乾いた道具達を整理して、テントの中に戻す。
テント内の道具レイアウトはいつもこんな感じです。AB型のAの血が騒ぎます(笑)
そうこうしているうちに、太陽は沈み、空がオレンジ色に染まり。夜が迫っています。
灯りを燈したテントが漆黒に染まった台地をポツポツと照らす。
夜がやってくると、今度は星達が夜空を照らしています。
星が大爆発していました(笑)
3日間の悪天候に耐えたご褒美だなコレは。
ありがとう、北アルプス。
おやすみなさい。
6日目の行動(三俣山荘~雲ノ平)
7日目につづく。
AM6:00。ちょっと遅めの起床。
チラッと外を覗くと、やっぱり辺りはガス。
起き上がろうとすると、めまいがする。アレっ?何だこの感じ。
なんか気持ち悪い。。身体もちょっとダルい。。
しばらく、テントの中であぐらをかいてボッーとしていると、酷い吐気に襲われ慌てて外に出た。
この時に高山病に掛かった事に気づく。
山に入って6日目なのに何でだろう?と、考えている間もなく頭痛と吐気が襲ってくる。
「あ゛っー、しんどい。」って何回も言いながら、外で悶える。こんなのは初めて。
このつらいのが続くようなら、下山を考えよう。そう思い、テントに戻ると倒れこんだ。
30分後に目を覚ますと、本調子ではないが、だいぶ楽になっていた。
「これなら、歩けそうだな。とりあず撤収しよう。」と撤収に取り掛かる。
パッキング完了。よし、歩こう。
三俣山荘近くの濃いハイマツ帯を過ぎて、鷲羽岳を目指す。
急登を良いペースで登り、標高を稼ぐ。この頃には朝の「高山病?」は無くなっていた。
ずっとペースを崩さず、鷲羽岳に到着。眺望ゼロのガスの中。
気持ち悪くて朝食を食べずに来たので、ここで行動食を摂りながら休憩。
ワリモ岳へとつながる稜線。
ガスの中を黙々と歩きます。
ワリモ岳で写真を撮り。
ワリモ北分岐にザックをデポして、必要なものだけを持って、水晶岳を目指す。
お花畑を見ながら歩いていると、雨が降ってきた!!水晶小屋まで急ぎ足で進む。
小屋に着く頃には、雨は弱くなっていました。写真だけ撮って小屋を後にする。
水晶岳の広い稜線。
雷鳥のヒナがごはん中。驚かしてごめんね。
少しゴツゴツしてきた、稜線を進んで行くと、水晶岳山頂に着きました。
7年前に「山と渓谷」に載っていた写真を見て以来、北アルプス一番の憧れの山でした。
今回、最も来たかった場所。感慨深いです。
山頂に着いて間もなく、ガスが抜けてきました!!
雲ノ平がうっすら見える!!左手には祖父岳。
「水晶岳でガスが抜けるなんてコレは運命だ!!」と、心の中で何度も叫ぶ(笑)
興奮冷めあらぬ中、山頂を後にして下っていると、辺りは北アルプスの山々の景色が広がっていた!!
花崗岩が印象的な野口五郎岳。迫力があります。
その奥には、常念山脈も見える!!餓鬼岳、燕岳辺りでしょうか。
3日間、ガスの中を歩いていた自分にはあまりにも嬉しすぎて、眩し過ぎる光景に思わず涙がこぼれた。
(恥ずかしいけど、本当です笑)
分岐に置いたザックを回収して、歩き出すと、ワリモ岳と鷲羽岳も見えてきました。
久しぶりの太陽を浴びながら、祖父岳を目指します。
この辺からは、高天原山荘が見えました。(写真真ん中の赤い屋根)
その奥には、秘境の温泉。高天原温泉があります。今回は寄りませんでした。
いつか入りたいものです。
黒部源流部の山々をバックに気分良く歩きます。
祖父岳、到着。(後に2人立ってる辺りにおそらく槍ヶ岳が見えます。今回、穂先は雲の中でした。)
祖父岳を下っていると、見えました!!今夜のテント場だ!!
日本最後の秘境と呼ばれる、「雲ノ平」です。
山を歩く人にとっては、1度は訪れたい場所です。もちろん自分もその1人です。
池糖と岩が点在する溶岩台地。湿原とは雰囲気が異なる、異質な空間です。
数時間前に居た、水晶岳。
これこれ!!この景色!!と興奮が止まりません。
水晶岳はカッコイイというよりも、美しいと表現した方が似合っている気がします。
この山は期待を裏切らない、すばらしさだった。
シャッターが止まらず、なかなか前に進みませんでしたが、ようやく雲ノ平山荘に着きました。
建て替えられて、まだ1年程しか経ってないので中はとてもキレイでオシャレでした。
オーディオまで。i tunesでジャズを流してました。これは山小屋なのか??
黒部五郎岳がよく見える好立地。
テントの受付を済ませて、テント場へ向かいます。
空いてる場所を探して、寝床の設営。我ながら良いとこ見つけた^^
雨で元気が無くなっていた道具達を太陽の陽を当て乾かします。
ついでに自分も乾かす。
しばらくゆっくりしたら、水場で頭を洗って、水汲み。
ここの水がとても冷たくて気持ちよかった!!そして、抜群にうまい!!
水を汲んだら、夜ごはんタイム。
乾いた道具達を整理して、テントの中に戻す。
テント内の道具レイアウトはいつもこんな感じです。AB型のAの血が騒ぎます(笑)
そうこうしているうちに、太陽は沈み、空がオレンジ色に染まり。夜が迫っています。
灯りを燈したテントが漆黒に染まった台地をポツポツと照らす。
夜がやってくると、今度は星達が夜空を照らしています。
星が大爆発していました(笑)
3日間の悪天候に耐えたご褒美だなコレは。
ありがとう、北アルプス。
おやすみなさい。
6日目の行動(三俣山荘~雲ノ平)
7日目につづく。
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